2014.09.21

国内視察事業のご報告

9月19日、国内視察事業と致しまして、大阪医療刑務所を訪問致しました。

日本に4カ所ある医療刑務所のうち最も規模が大きく、150人余りが入院しています。受刑者は病気を治す目的で入院しているので、労働はありません。治癒したら元の刑務所に送還されるそうですが、全体の半分が戻り、残りのうち更に半分が刑期を終え出所、残りは亡くなるそうです。ここ数年顕在化している問題は、受刑者の高齢化だそうです。
医療設備は必要最小限のものが揃っている印象を受けました。実際にクリーンルームでの処置が必要な場合や症例によっては、近隣の民間病院に搬送して手術等が行われるそうです。歯科の診察室もありましたが、ここでは週二回、歯科医師が訪れ治療を行なうとの事でした。薬物で収監されている受刑者は、HIVの感染率が高いそうです。

国内視察事業の後、(株)日本ポリグルを訪問致しました。本年度のカンボジア医療ミッションでの浄水装置建設にあたり、ご協力を頂いた会社です。カンボジアに同行して下さった北村様と小田会長にお会いし、現在も浄水装置が順調に稼働している旨を伝えると、とても喜んでおられました。

今回の視察事業に多くの特別会員・現役会員の皆様にご参加頂き有難うございました。本年度も残すところ秋期総会と卒業式だけとなりましたが、引き続きご参加とご協力をお願い致します。

国内視察事業